
珪藻土の壁
自然素材と、心地よく暮らす。
湿気やにおいに寄り添いながら、
光の移ろいまで楽しめる壁をつくります。
珪藻土という素材
珪藻土は、植物性プランクトンの殻が長い年月をかけて堆積し、
地層となった自然由来の素材です。
目には見えないほど小さな孔を数多く持ち、
室内の湿気を吸収・放出する調湿性や、
生活の中で生じるにおいを吸着する性質があります。
機械や電気の力に頼るのではなく、
壁そのものが、穏やかな室内環境づくりを支えてくれます。
珪藻土のメリット
湿気を整える
湿度が高いときには湿気を吸収し、
乾燥すると蓄えた湿気を少しずつ放出します。
季節によって湿度が変化する日本の住まいに、
よくなじむ素材です。
においに寄り添う
珪藻土の細かな孔は、
暮らしの中で生じるさまざまなにおいを吸着します。
芳香剤で別の香りを加えるのではなく、
その部屋が本来持っている自然な空気へ。
光を受け止める
鏝で生まれた凹凸に光が当たると、
壁には柔らかな陰影が現れます。
朝の日差し、夕暮れの光、間接照明。
同じ壁が、時間とともに異なる表情を見せます。

珪藻土で整えた住まい
室内の湿気や空気環境についてのご相談をきっかけに、
壁全体を珪藻土で仕上げました。
珪藻土が持つ自然な風合いを生かしながら、
鏝の動きをあえて残し、
壁一面にランダムな表情をつけています。
施工後には、
「以前よりも心地よく過ごせるようになった」
というお言葉をいただきました。
そして、壁が乾いてから気づいた、もう一つの魅力。
鏝で生まれた凹凸に日差しが入ると、
光と影が重なり、壁全体に美しい表情が現れます。
間接照明やオイルランプを灯す夜には、
昼間とは異なる、穏やかな空間を楽しむことができます。
鏝の跡を、壁の表情に。
左官職人にとって、
薄く、平らに、美しく仕上げることは、
長く受け継がれてきた大切な技術です。
その確かな技術を土台にしながら、
私たちは、あえて鏝の動きを残す仕上げにも取り組んでいます。
機械ではつくれない揺らぎ。
光の向きによって変化する陰影。
手で仕上げるからこそ生まれる、一つひとつ異なる表情。
壁を単なる背景ではなく、
暮らしの中で光を受け止める風景にしていきます。

珪藻土の壁について
一面だけの施工から、
お部屋全体の仕上げまで承ります。
施工場所や現在の壁の状態、
ご希望の色や模様など、
分かる範囲でお知らせください。
実際の壁を確認しながら、
その空間に合った仕上げをご提案いたします。
